2007・02・04
TNX5.2R 後方排気
〜マニーホールドの固定〜



元通りの姿
後方排気仕様にして TNX部より『ジョイント部分が振動でゆれる!』と言う報告を受けました。
結果的に、ジョイント部分が増えたのですから もちろん振動による震えは当然なので仕方がありません。
『ジョイント補強パーツ製作』で 振動は100%解消しましたが 根本的な解決は出来ないものかと策ししておりました。
溶接・ロウ付けなど検討しましたが 溶接は経験がないので無理です。 アルミのロウ付けは苦手です・・・
鋼材などと異なり 赤くなったりせず、母材が解けてるのか判断できないので 失敗が多いからです。


あのワザ
そこで、思い出したのが オンロードの時にやっていた裏ワザです。
当時は TNX5.2Rのように 悪路を走ったりするわけではなかったので 問題なく使用していました。
しかし、あの裏ワザをTNX5.2Rに利用しない手はありません。 
そこで、ビックタイヤ用バージョンアップ版を製作する事にしました。
それでは ごゆっくりお楽しみください。



まず、久しぶりに排気デバイスを外したので ちょっとした味付けを施します。
ちなみに これからご紹介する味付けはバイクレースで培ったノウハウなので
エンジンカーに効果があるかは 不明です。
しかし、なんらかの効果があると信じて味付けをしてみました。

上画像、一次側のマニーホールドは エッジが立っていて
排気がスムーズに流れません。
そこで 下画像のように 『C面取り』をしてやります。
これにより 燃焼した排気がスムーズに流れるというわけです。


 面取りチューンをお考えの方のみドラッグ可
こちらの味付けは 気分的なものです。
  しかし、 正直言って無関係ではないと考えています。
  レーシングなど 1/1000秒を争ってるカテゴリーなら
  明確な違いが分かるかもしれません
二次側のエッジには 全てC面取り処理をしておきます。
この小さな味付けの積み重ねが 
最高速やトルクの差に繋がるのです。 


後方排気マニーホールドの固定



今回はエポキシ樹脂を使用します。
ガラスから鉄鋼まで 手軽でポピュラーなエポキシ樹脂を使用して
マニーホールドのカットした部分をくっつけます。
くっつけると言っても テープのように
ぐるぐる巻きにするわけにも行かないので、追加部品を使います。

その前に 画像のように エポキシ樹脂がガッチリ母材に
くっつくように ペーパーを掛けて『足付け』をします。
ペーパーは#400番で一気に終わらせてしまいましょう。

画像上=ペーパー処理前
画像下=ペーパー処理後
こちらが 先ほどご紹介いたしました『追加部品』です。
みなさんご存知ですよね?
そうです ホームセンターならどこにでも売っている
『手摺り用ジョイント』サイズはφ18用です。

熱に強く 加工性がよく なにより安くてどこででも入手できる物。
お〜これだ!DIYに行って 一瞬で決まりました(笑)
長さ・厚み・価格・内径!! すばらしい! (OPパーツに認定だ!)

ちなみに材質は亜鉛ダイカスト。表面にメッキ処理を施してあります。
この円形部分を 使って補強パーツにしちゃいます。
画像を撮る暇もなく あっという間に出来ちゃいました(笑)
作業は超簡単!
弓ノコで大まかにカットして ヤスリで整えれば完成です。


もちろん画像の部分は組付け後、見えない場所にもって行けばOK!
『こんな感じでしあがればいいなぁ〜』とイメージします。

この時、8本ダンパーにしてしまっているので
ダンパーに干渉しないかを確認しましょう。
総長のベストセラー接着剤。セメダイン『ハイスーパー30』です。
エポキシ系接着剤では段違いのスペックです。
フッ素系やテフロン系を除けば ほとんどのものを強力接着します。
パッケージには30分と書いてありますが 
定格接着強度に達するまでには 23度の部屋で60分かかります。

この『ハイスーパー30』を使用して マフラーを接着してしまいます。
耐熱温度の情報は知らないのですが エンジンカーやヘリコプターでも
問題なく使用していたので TNX5.2Rでも問題ないと思います。


参考
パッケージの『ピュア10』だったか『スーパー10』が
時代を物語ってるでしょ?(笑)
エポキシ樹脂は2液製です。 
よ〜く混ぜ混ぜしてから 画像のようにマニーホールドとパイプの間に
エポキシ樹脂を流し込んで行きます。
マニーホールドはG17ボンドなどで とりあえず止めておきます。
うっすらと 目立たない程度に止めておくのがポイントです。
(もしかしたら、化学反応するんじゃないかとビクビクしてました)
『ハイスーパー30』は粘度が柔らかいので とろ〜り入っていきます。
ご覧のように 綺麗に流し込めました。


参考
エポキシ樹脂を混ぜ混ぜすると エアーが入ってしまいます。
そのまま硬化すると マフラーの熱により 閉じ込められたエアーが膨張し、
クラックなどのトラブルにもなりかねますので 出来るだけエアーを
入れないように混ぜ混ぜするのがポイントです。
エアーを取り除く裏ワザもあります。
詳しくはこちら
『みにっちゅ・裏ワザ・モーターU・第26項』
30分経過した段階で完成! 
総長は『技術系の取扱説明書は信じる派』です。
このまま2時間くらいは硬化させておきます。

エポキシ樹脂は硬くなるといっても 鋼材のようにはなりません。
出来るだけ時間をかけて硬化させてあげましょう。 
十分硬化したら TNX5.2Rに組付けてみます。
うっわ! かっちょいいっ!!
メッキ部品にしてよかった! 高級感満点ですね!

念のため 『ジョイント補強パーツ』も兼用しておきます。
当面はこの状態で 走行させてみようと思います。
さ〜 早速、テスト走行だ!!
手を入れたら、必ずテストする事!

ここは 総長がラジコンカーの最高速セッティングに使用している
全長1.3kmのストレートです。 コンテナ船の荷下ろしターミナルです。
ですので 日曜日は組合の人間意外は誰もいません。
ご覧の通り がら〜んとして寂しいくらい(笑)。

この場所で、高速走行にも耐える味付けなのかを見極めます。


感のいい人ならもうお分かりですよね? そうです! 
ここは地元では有名な0−400コースです(笑)
近年ではギャップが大きくなってきたので二輪のバトルはなくなりましたが
以前はビックバイクの0−1000なんかも時より行われていました。
民家もないので 事故率が少なく 苦情も無いのが特徴です。

画像では判別出来ませんが ず〜〜と向こうの方に信号機があり、そこがスタート地点です。

やっと写った。
それにしても 操縦しながら撮影は難しいです。
特にスピードが出てると ちょっと怖いよね(笑)

それにしても、さすがにグリップがいいな〜(意味あり)


やったー!! アスファルトはシャーシが汚れなくていいなぁ〜(笑)
TNX5.2R
マニーホールドチューニング成功!





決まった〜!! 緩み無し! ガタ無し!
張りつかないし 夜も安心!

後方排気・マニーホールド固定大成功



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