多事争論




■ピローボールの耐久性 
  よく軽量化を目的にアルミ製のピローボールやジュラコン製のピローボール
  に交換している人を見かけますが あまりおすすめ出来ません。
  結論から申しますと ピローボールはギャーやタイヤと同様に消耗品なのです。
  ボールアジャスターとピローボールの間に砂やホコリは入り 
  それらが研磨剤の役目をしてピローボール自体を削り変形させてしまうのです。
  ましてやアルミ製のピローボールはキット標準(真鋳製)の物と比較すると
  寿命は極端に短くなります。
  もちろんボールアジャスター側の樹脂の方にも影響が出てきます。
  せっかく高級ダンパーを入れてもボール部分でガタがあったのでは
  目的とするダンパー効果が望めません。 

参考)メンテナンスの際は綿棒などを用いてアジャスター部なども清掃すると
    各部品の寿命ものびます。

■油漏れ解決 
  ラジコン用エンジンは構造上クランクからの油漏れは防ぎようがありません。
  そこで、油漏れを防ぐいい方法を紹介します。
  クランクシャフトに1o程の溝を らせん状に入れるだけでOK!

参考)クランクシャフトは高熱にも耐えれるようにかなり深い焼きいれがされています、
    したがって一般的な棒ヤスリなどは歯が立ちません 
    ダイヤモンドヤスリやダイヤモンドサンダーをおすすめします。

■なんでもセッティングに使う 
  一口でいって私はダンパーオイル交換やデフの調整などは 
  めんどうなのでめったにしません 
  ましてやレース場などではしたこともありません。
  したがって初めてのコースなどにいってもタイヤ交換・ダンパースペーサー・
  ピニオン変更・ウエイト調整だけなのです。
  この中でも意外と便利なのがウエイト調整です 
  フロントにちょっと乗せただけでラップタイムが向上します(重過ぎるを逆効果です)
  F1・ルマンはもちろんツーリングカーにも同じ事が言えます。
  特に車体重量の軽いF1・ルマンはフロントに50g乗せただけで
  セッティング終了なんて事もよくあります。
  みなさんも是非一度お試しください。

■ノイズ対策  

  以前まで広いサーキットに行くと必ずと言っていいほどマシンが
  ノーコンになっていました。
  私はレシーバーが『型遅れの物だから』と思っていましたが
  最近 新型のレシーバーに交換しました、しかしステアリングのピクツキは
  直りませんでした。
  そこで周りのドライバー達のマシンを見てみるとアルミ箔みたいなもので
  レシーバーをモールドしてるではありませんか、
  (EXPの悪い癖として自分本位になってしまいがちである) 
  私は目からウロコがでた感じでした世間では一般常識になった 
  お風呂銀紙チューニングだったのです。
  私も早速銀紙チューンしてみました。
  すると嘘のようにステアリングのピクツキがなくなりました 
  試しに以前からピクツキ現象があった 某インドアサーキットにいって
  走行させてみましたが なんともありませんでした。  

教訓
  トラブルが起こってから対処するのではなく 
  事前に予測して行動を起こすのが 真のEXPではないでしょうか?
■電気特性
  電気は直流・交流の2つの種類があります。
  RCの場合は直流(以後DC)を使用してます。
  電気の性質から考えると 
  DC電流の場合+から−に電気が流れる性質があると言うのが現在の研究結果です。
  モーターの+極はアンプに一番近いところにもってくるのが
  理想的なのです。

■コミューテーター研磨で発見  
  コミューテーター研磨機を購入して気が付いたことが1点。
  コミューテーター研磨機はモーターの性能を最大限に引き出すために
  必要不可欠なものと考えています。
  とは言えコミューも何十回も研磨出来るわけではありませんがそんな中、
  使用してて気づいた事があります。
  私は条件が常に同じになるように新品のコミューターも一度研磨します 
  研磨作業を入れて2度目に研磨したときと同じようにしておくのです。
  しかし新品を研磨した時に限り必ずと言っていいほど切削面が綺麗で
  はないのです。もちろん切削にはダイヤモンドバイトを使用しています。
  学生の頃、授業で「主に非鉄金属は熱を加えることにより組織が変化する」
  という事をおもいだしました。
  試しに新品モーターをウィルドウイリー2に入れて1パック走ってみました 
  自然冷却後 研磨をしてみた結果みごと綺麗に削れるではありませんか! 
  すなわち、非鉄 特に銅に関しては熱を加える事により組織の状態を安定させて
  コミューター本来の形状及び硬さにしてあげる必要がある。 
  しかし熱を入れて硬度や形状に変化があるという事は「焼きいれ」「焼きなまし」の
  理論が当てはまるのではないでしょうか? 
  新たな実験課題として、走行後急激に冷やしたコミューと
  走行後自然冷却したコミューの回転数や消費電圧の実験を
  行ってみたいと思います。





■かしめモーターの裏ワザ 
  これはタミヤのスポーツチューンモーターやマブチ540を対象にした事ですが 
  モーターを使っているとなぜかブラシ側にローターシャフトが飛び出てきます 
  それはなぜでしょうか? 分解してみてすぐにわかりました。
  モーター缶のマグネットがブラシ側に移動してるのです。
  マグネットはローターのコア部をホールドするように設計されていますから 
  結果的にローターが動いてシャフトが出てくるのです。 
  タミヤのTA04やF103に当てはめてみると左のリヤをヒットさせた時に
  マグネットがずれてしまう事が考えられます 
  しかも、たいていのコースは右回りですのでダメージも想像できます。
  モーターが縦置きのTBに関しては正面衝突により 想像も出来ないくらい
  移動する事が予想できます。 
  これらのトラブルを軽減すべく方法を紹介します。 

  作業は簡単。 


  エポキシ樹脂を混ぜ混ぜします。 













  缶とマグネットのところに塗り塗りして完成。










  エポキシ樹脂は垂れやすいので塗ってから4分間くらいは
  目を放さないで見張ってましょうね。
  まちがってもローターと缶は止めないでね!
  もちろんストックモーターやモデファイトモーターにも
  効果がありますので是非お試しを。
  



  参考)エポキシ樹脂は絶縁体ですのでショート及び磁力低下の
      おそれはありません。











■マブチモーターの意外な特性 
  手を加えられないマブチ540モーターは 私が子供の頃から存在しています。
  しかしこのモーター、いったいどれくらい耐久性があるのでしょうか?
  また使っていくと本当にパワーが低下するのでしょうか? 

  テストしてみました、新品モーターと50パックは走ったと思われるモーターを
  用意して コースの上と芝生の上を各1パック 合計4パックを走らせてみました。
  マシンはタミヤTA02のブレージングスターです、芝生テストはコーナーマーカーを
  置きオンロードと同じコースを測定しました。結果は下記の通りです。

オンロードコース 芝生コース
走行時間 ベストラップ 走行時間 ベストラップ
新品モーター 12分57秒 11秒55 10分20秒 12秒78
50パックモーター 15分11秒 11秒89 13分60秒 13秒44

  テストの結果でもわかるように 50パックモーターはランタイムが
  非常に長いです 
  しかもオンロードのコースに関しては0・34秒差という意外な結果が出ました。
  しかし全体の印象として新品モーターはトルク感があり走らせやすかったのが
  実情です。 

  実はこのテストを行ったのは3ヶ月前だったのですが理由付けが出来ず
  保留したままでした。しかし意外なところからヒントを得ました 
  それは雨の日に車のワイパーを見ていた時の出来事です
 
  ”新品ワイパーは綺麗に雨を切ってくれるのになんで使っていると切れなく
  なるんだろうな〜”と素朴な疑問がきっかけになったのです 
  ”もしかしてワイパーゴムがレッカしてきても新品の時と同じちからで
  押さえつけてるからかな?ゴムが古くなってきたらテンションを
  調節できればいいのにな〜”・・・・・ん? 
  ”分かったマブチモーターもブラシ圧が関係してるんだ!!

  ” 通常のスプリング式モーターは巻線を入れる事によりほぼ同じブラシ圧を
  実現しているのに対し マブチモーターは巻き線ではなく板の弾性を利用しています。
  すなわちブラシが沢山あるときはブラシ圧が強くてブラシが減ってくるとブラシ圧が
  弱くなってくるのです。
  したがって50パックモーターがトルク感がなく走行時間が長くなった理由が
  ここに証明されました。




■激速モーターならし法
  なぜモーターの慣らしをするのでしょうか?ブラシとコミューの当たり面をだすためです。
  最近はストックモーターが支流ですので ならしをするとマグネットに熱が入ります 
  
  少しでも熱による磁力低下を抑える方法を紹介します。
  コミューテーターと同じ外径のロールヤスリを用意します。











  ロールヤスリをゆっくりと回転させます。

  そこに新品ブラシをあてれば完成です。







  60%くらいまで面出してしまいます。

  面だし後にモーターと組み付けて本番の面だしをします。

  この方法によりコミューテーターへの負荷はかなり軽減されているはずです。

  注意)ブラシにはカーボンが入っていますので加工中はマスクをおすすめします。
      肺に入ると肺の内壁に刺さってしまいますからね!



■モーターならし 〜スポチュン編〜 
  私はモーター慣らしを水中で行っています。
  現在では通電によりスパークを抑えてコミューに優しいサポートタイプも出ていますが金銭的にゆとりが無いので買えないのです 
  したがって長年やってる方法を紹介します。

  モーターが全部漬かるくらいの入れ物に車のバッテリー補充液を入れます。

  あとは3Vで30分間まわします。

  完成。

  参考)水道水でも大丈夫ですが水道水には不純物が多く含まれています 
      この不純物が原因で水道水は電気を通す性質になっています。
      そこで身近なものとして蒸留水を使います 中には通電するタイプがありますので注意してくださいね。
  注意)「バッテリー補充液」と「バッテリー強化液」は違うものですので注意してください。
      強化液には硫酸を薄めたものが入っていますので衣類などに附着すると穴があいてしまいますよ。



■モーターのブラシスプリング   
  ブラシスプリングも各社から様々な種類が出ています、
  用途このみによって使い分けている方も多いと思います。
  また角度や素線径も様々なものが出ています。 以後は参考資料です
  
●走行時間、最高速を求めるなら柔らかいもの(角度が小さいもの)で、
  ブラシを軽く押さえる。
●トルクを求めるなら 硬いもの(角度が大きいもの)で、ブラシを強く押さえます。

  しかし強くコミュテーターにブラシを 押さえつけるためにコミューの寿命も
  それなりになります。又線材にも素線径(太さ)がいろいろあるので
  同じ角度でも太いほうが硬くなるので 注意が必要です。



■ I have ノーコン対策  
  全日本での出来事だったのですが たまたま私の前に座っていた人が
  ひどいノーコンで苦しんでいました。「困った時はお互い様」と思い 
  私は送信機の電池をニッカドから乾電池に変えて試してみてはいかがですか?
  と問い掛けました。
  乾電池にしてみたとこら思った通りノーコンは解消したのです。
  なぜでしょう?それは電圧の問題なのです。
  ニッカド電池=9・6V(表1)になります  
電池 電圧×本数 電圧
ニッカド電池 1.2V×8本 9.6V
合計 9.6V
  乾電池=12・0V(表2)なります 
電池 電圧×本数 電圧
マンガン電池 1.5V×8本 12.0V
合計 12.0V
  その差2・4V、送信機と言うくらいですから送信する電圧が弱ければノーコンの
  原因にもなりかねません。2・4Vの差は想像以上におおきいのです。  
  私は非常に便利なものを使っています 
   単三電池1本の形で2本分の電圧を持っているのです 
  すなわち長さの短い単三電池が2本並んでいるのです。
  大きなイベントや大会ではこの”ツイン電池”と組み合わせて使用しています
  12・9V(表3)の電圧ということです。
電池 電圧×本数 電圧
マンガン電池 1.5V×7本 10.5V
ツインバッテリー 1.2V×2本 2.4V
合計 12.9V
  おかげで今までにノーコンのトラブルは一切ありません。  
  
  このツイン電池の存在を知る前は 自作の13・9Vで対応していました 
  送信機のバッテリー電源の根元から配線を引いてきて電池ボックスを
  外付けして完成です。ニッカド電池などを使う時は単三乾電池型の
  ダミー電池を入れておくだけです(インピーダンスは失います)。

参考)某送信機メーカーに どのくらいまでの電圧に耐える設計をしてるか
    問い合わせたところ。「回答はしかねます」と言われました。
    しかたがないのでいらなくなった送信機でMAX電圧テストをしてみました。
    テストにはサンワのMセブンを使用しました。
    実際に走らせて送受信してるかどうか確認するのは危険なので
    動作確認のみにしました。 (表4)

電池×本数 状況 動作
8本 変化なし OK
10本 変化なし OK
12本 LEDが明るくなった気がする とりあえず OK
16本 2秒後 送信機から煙が出た。 動作確認する暇もありませんでしたNG

●テストの結果   
  安全率をみて単三乾電池10本(15・0V)が適正と分かりました。
  ( 俺は なんでこんな事を一生懸命テストしているのか・・・とほほ )

■AC/DCコンバーターの落とし穴  
  コンバーターには電圧を調整するスライダック(ボリューム)がついています。
  皆さん電圧を12V以上にあげていませんか? 
  電圧(V)を上げると電流値(A)が下がります。 
  以前ハンディータイプの電流計を借りたことがあったので測った時は 
  コンバーターの定格電流値(A)の約13%もダウンしていました。
  20Aのコンバーターが17.4Aしかでていませんでした。
  これが設定電圧(A)の低いコンバーターだったらどうなるのでしょう?
  最近では8A充電や10A充電も珍しくありません。
  もし定格電流値(A)まで出力が出ていない時は是非確認してみて下さいね。

参考)電流計は一般ではめったにお目にかかれないものですので 
    電流値が出る充電器でしらべるのも目安になります。






■VTRケースは万能ケース 
  これは非常に便利です 素材は塩化ビニールなので割れたり溶けたりがありません。
  また加工がしやすくて安価です。
  ( 余分にケースを持ってない人はダイソーVTRでもOKです ) 
  用途はさまざまです スパーギャーの保護・トランスポンダーホルダー・
  マッドガード・車高調整と 使い方は無限に広がります。
  是非おためしを。



■色をつける 
  15年程前 人間の【心理】について研究している教授の本を読んだときのことです。
  その中に「人間は知らず知らずのうちに色を認識している」という 
  興味深い内容が書いてありまして。 
  なぜ興味深いかというと教授は次のような例題で説明をつけていました。
  「マイケルジャクソンが空港のターミナルからでてきた時に
  あ!マイケルジャクソンだ」。と思っているが、実は 「あ!赤い服を着たマイケル
  ジャクソンだ!と知らないうちに認識しいているのである」と例題をあげていました。
  同じようにトイレなどもブルーは男性、ピンクは女性と標示を見ると同時に心理が
  働いているのである と言うのが教授の理論です。 
  
  私は共感を覚えました 教授は天才だ! 
  以後 私はありとあらゆる物を色で認識出来るようにしました。 
  確かにいちいち目で確認しなくてもいいこの方法は
  めんどくさがりの私にはぴったりです。



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