TNX5.2Rがひっくり換えると 構造上、燃料タンクからの燃料供給がストップしてしまいます。 その際、キャブレターまでの燃料パイプの燃料だけで エンジンがかかっている状態になります。 エンジンを掛けているだけなら 燃料パイプを延長すればかなりの時間が稼げるので対策にもなります。 しかし、燃料パイプ延長方式ですと マシンを戻し燃料が燃料チューブに供給されると どうしてもエアーが噛んでしまうのです。 エアー噛みはエンジンストールにつながり兼ねます。 こればっかりは ちょっとなんとかしたい感じ! 実は、エキスパートドライバーになるとエアー噛みを緩和させる手段も心得ているようです。 しかし、総長の場合、それらの方法を知しりません。 そこで、ご紹介するのが今回の裏ワザです。 ひっくりかえったマシンのエアー噛みを最小限にする方法です。 同時に横転によるエンジンストールも改善する一石二鳥の裏ワザなのです。 作業は超簡単! いつものようにあっという間に完成してしまうので じっくりご覧ください。 どんぐりのみドラッグ可 →以前、GPレーシングの某ワークスドライバーに聞いたんだけど、燃料パイプの延長はいい結果につながらないんだって。 燃料パイプは短いほど エンジンがリニアに反応してくれるそうです。 もちろん 上記はレーシングの話! 原っぱで遊ぶエンジンリコモコンカーじゃ体感できないよね(笑)。 |
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一番理想的な方法は引っくり返さない操縦です。 しかし、どこでも走るTNX5.2Rは つい無理をさせてしまいがちです。 総長にはやっぱり 裏ワザが必要です(笑) まず、準備するものがこちら! こちらは市販の燃料フィルターです(IM製)。 燃料タンクの内側と外側を繋ぐ メインアイテムになります。 値段は300円程度。 |
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次に 燃料フィルターの外径を考慮に入れて それらしいところに目印をつけます。 参考 燃料タンクはPP(ポリプロピレン)なので 強くケガクと クラックの原因になりますのでご注意ください。 |
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さらに 仕上がりをイメージしながら 本格的にケガキます。 総長は ケガキからのトラブルが怖いので マジックで目印をつけました。 |
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次に 実際にキリ穴を開けます。 今回の燃料フィルターはφ10だったので φ10をあけました。 φ10程度だと一発であけるのが意外と難しいので φ3程度のキリで一度あけておくのがセンターにあけるポイントです。 注意 実際、作業をする時は 外せる部品は全て外しておきましょう。 作業性を上げるのが 綺麗な仕上がりにするポイントです。 |
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こちらが 引っくり返っても燃料を吸い込んでくれるアイテムです。 燃料バラスト(IM製) 300円くらいでした。 この銀色に輝く部分を燃料の中に入れると沈みます。 すなわち 底の部分から燃料を吸うということです。 引っくり返っても 付属の燃料チューブが燃料を吸うと言う訳です。 |
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燃料タンクの中継継手(燃料フィルター)には 念のため バスコークでコーキング処理をしておきます。 バスコークはエンジンカーでは必需品なので みなさんも1本持ってると 重宝しますよ。 |
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ちょっと分かりにくいですが こちらが通常の状態です。 バラストが燃料タンク内の底に沈み 今までと同様に燃料を供給するというわけです。 |
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こちらは 蓋の部分から見た画像です。 素晴らしい! イメージ通りの場所に落ち着かせました。 |
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そして こちらが問題の状況!! シャーシが横転した状況です。 燃料タンクが逆さまになります。 バラストが逆さまになって 下になった蓋付近から 燃料を供給し続けます。 天井部分まで バラストを落とさないのがポイントなのです。 燃料は 全部使い切るのではなく 1cm残して終了いさせるのが エンジンに優しい使い方なのです。 すなわち 横転して1cm以下になっているのに エンジンを掛けておくのは いけてないのです。 |
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航空機から学ぶ 空物で遊ぶ方なら もうおわかりですよね? 実はこの方式、理論はスタント機や3Dヘリで採用されているものと同じなのです。 形状こそ異なりますが RCヘリコプターやRC飛行機の燃料タンクは このような機構になっています。 今回はその応用!! ありゃ!裏ワザでもなんでもなかった(笑) いいの!いいの! TNX5.2Rに採用することに意味があるんだから! 名づけて『3D燃料タンク』 通帳=スリーディータンクです。 参考 F3C機だと もっと特殊な燃料供給方法もあります。 |
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もしもの事態を想定して 純正の燃料パイプはそのままにしておきます。 ご覧のように さきっちょを縛ってフィニッシュ! 3D燃料タンクに信頼性がでたら 熱して閉じちゃう予定です。 TNXニストのみドラッグ可 →知ってた? 画像の場所の内径って 1ミリくらいしかありませんでした。 もしかして タミヤのノウハウだったりして・・・。 |
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中継継手に燃料パイプを接続して完成 | |
3D燃料タンク完成! あっという間に完成しましたが 効果は絶大です。 |
左の画像は メンテナンスが終了したFR-32SXエンジンです。 総長は再現性を重視しています。 オーバーホールした後でも ある程度のところから セットが出来るように 自分自身の中で取り決めをしています。 スライドキャブのドラム部分を引っ張る リンケージ部品は 角度によって エンジンのピックアップを左右する重要な部品です。 したがって ご覧のように シリンダーヘッドの中心に向かって 推線を引いた方向に 来るようにしています。 これなら 何度、オーバーホールをしても 大きくセットが乱れる事が避けられるのでお勧めです。 |
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スターターギヤユニットは4本のM2.6のビスで固定します。 XB状態ですと プラスタイプのビスを使っているのですが ねじロックを併用する 総長にはプラスタイプのビスでは ちょっとばかり役不足なのです。 したがって ご覧のように六角の穴付タイプに変更します。 使用ねじ ●M2.6×8 3本 ●M2.6×18 1本 |
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ボディーピンの脱落トラブルは 適正なスナップピン(R5)に交換しました。 |
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