反トルク作用 TXT−1で遊んでいると 致命傷的とも思える重要なことに気が付きます。 それはモーターによる『反トルクから生じるシャーシの傾き』です。 これは モーターが同一方向で取り付く設計なので、避けられない現象です。 総長は今までダンパーのセッティングやスタビライザーの調整で『反トルク現象』を軽減させていました。 ところが 先日、小高い丘の上で遊んでいると 反トルク現象によるシャーシの傾きが酷くなっていることに気が付きました。 いや〜なんでかな?と思い、これは徹底的に対策をしなくてはいけないと思いました。 参考 ちなみに 一番身近に反トルク現象を見られるのは自動車やモーターボートです。 モーターボートなどでは キール角などを変更することで反トルクを軽減させています。 また、ダブルエンジンなどの船舶などでは 左右のスクリュー回転方向を変える事により 反トルク現象を打ち消す工夫もされています。 |
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検証 まずは 現在の状況を 穴が開くほど観察します。 (ちなみに何百万年見ていても穴は開きません) タミヤからはカレンチレバーのアルミオプションパーツも発売されています。 それらを考慮に入れ、カレンチレバーを中心に検証してみましたが 実際、原因は他にもあるようです。 参考 カレンチレバーや段付ビスなどを いろいろ味付けしてみましたが コレといって大きな効果は現れませんでした。 |
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ガタの量 モーターが同一方向で取り付いている以上、 反トルク現象を軽減させる方法しか選択は残っていません。 そこで シャーシが傾く一番の要因を探り当てました。 それは リバウンド側のカレンチレバーのガタでした。 左の画像がその原因を分かりやすくしたものです。 実寸で最大5oほどガタツキがありました。 そこで 取扱組立図には記載してないことですが カレンチレバーのガタを無くすために 横方向に『ラテラルロッド』を取り付けることにしました。 |
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ポンチ打ち カレンチレバーをシャーシから取り外し 厚み方向のセンター、ポローボールのねじ部分にかからないように ポンチを打ちます。 注意 この時、ピローボール側に近いと 穴付近から亀裂が生じ トラブルの原因にもなり兼ねますので 適度に離したところに 穴を開けるように心がけましょう。 |
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穴加工 ポンチを打ったら 実際に下穴加工をします。 総長は 取扱が簡単で入手が簡単な5ミリピローボールを選択しました。 5oピローボールはM3です、したがって下穴はφ2.4oです。 下穴を開けたら M3の切削タップを立てておけば 組立作業もスムーズに行えます。 |
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ねじ込み はい、完成! タップを立てたので 実に作業が簡単でした。 ちなみに タップを立てた時は ねじ止め剤の併用も重要です。 |
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ピローボールを取り付けたら 仮組をして 干渉や不具合が無いか確認しましょう。 |
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問題が無ければ ご覧のように組立てます。 | |
次に M3のスタッドボルトをカットして ボールエンドを取り付けます。 | |
予め測定しておいた寸法に調整して ピローボールに嵌め込めば完成です。 |
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TXT−1・ラテラルロッド完成! 実際に リバウンド側でテストしてみた結果、誤差1ミリ以内でした。 しかし、効果は実際に走行させてみるまでは 分からないので 折りを見て テスト走行をしてみたいと思います。 |
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