2007・01・12
TXT-1の反トルク解消!
〜ラテラルロッドでガタ無し祭り〜

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〜 楽しさ倍増! TXT-1祭り 〜

TXT-1マニア必見!
リバウンド側の遊びを解消!


反トルク作用
TXT−1で遊んでいると 致命傷的とも思える重要なことに気が付きます。
それはモーターによる『反トルクから生じるシャーシの傾き』です。
これは モーターが同一方向で取り付く設計なので、避けられない現象です。
 総長は今までダンパーのセッティングやスタビライザーの調整で『反トルク現象』を軽減させていました。
ところが 先日、小高い丘の上で遊んでいると 反トルク現象によるシャーシの傾きが酷くなっていることに気が付きました。
いや〜なんでかな?と思い、これは徹底的に対策をしなくてはいけないと思いました。


参考
ちなみに 一番身近に反トルク現象を見られるのは自動車やモーターボートです。
モーターボートなどでは キール角などを変更することで反トルクを軽減させています。
また、ダブルエンジンなどの船舶などでは 左右のスクリュー回転方向を変える事により
反トルク現象を打ち消す工夫もされています。


検証
まずは 現在の状況を 穴が開くほど観察します。
(ちなみに何百万年見ていても穴は開きません)
タミヤからはカレンチレバーのアルミオプションパーツも発売されています。
それらを考慮に入れ、カレンチレバーを中心に検証してみましたが
実際、原因は他にもあるようです。


参考
カレンチレバーや段付ビスなどを いろいろ味付けしてみましたが
コレといって大きな効果は現れませんでした。
ガタの量
モーターが同一方向で取り付いている以上、
反トルク現象を軽減させる方法しか選択は残っていません。
そこで シャーシが傾く一番の要因を探り当てました。
それは リバウンド側のカレンチレバーのガタでした。
左の画像がその原因を分かりやすくしたものです。
実寸で最大5oほどガタツキがありました。

そこで 取扱組立図には記載してないことですが
カレンチレバーのガタを無くすために 
横方向に『ラテラルロッド』を取り付けることにしました。
ポンチ打ち
カレンチレバーをシャーシから取り外し
厚み方向のセンター、ポローボールのねじ部分にかからないように
ポンチを打ちます。


注意
この時、ピローボール側に近いと 穴付近から亀裂が生じ
トラブルの原因にもなり兼ねますので 適度に離したところに
穴を開けるように心がけましょう。
穴加工
ポンチを打ったら 実際に下穴加工をします。
総長は 取扱が簡単で入手が簡単な5ミリピローボールを選択しました。
5oピローボールはM3です、したがって下穴はφ2.4oです。

下穴を開けたら M3の切削タップを立てておけば
組立作業もスムーズに行えます。
ねじ込み
はい、完成!
タップを立てたので 実に作業が簡単でした。
ちなみに タップを立てた時は ねじ止め剤の併用も重要です。
ピローボールを取り付けたら 仮組をして
干渉や不具合が無いか確認しましょう。
問題が無ければ ご覧のように組立てます。
次に M3のスタッドボルトをカットして ボールエンドを取り付けます。
予め測定しておいた寸法に調整して
ピローボールに嵌め込めば完成です。



TXT−1・ラテラルロッド完成!

実際に リバウンド側でテストしてみた結果、誤差1ミリ以内でした。
しかし、効果は実際に走行させてみるまでは 分からないので
折りを見て テスト走行をしてみたいと思います。




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