2006・03・29
F103GT・セッティング


8回目
名前変更! F104祭り!


F103GT・海王丸セッティング公開

合同セッティングで みんなで仕上げた F103GTセッティングを解説付きで詳細に公開いたします。
(ボディーはスカイラインを使用)




情報共有は力

総長は今まで、RCを問わず 耐久では大きな教訓を得てきました。
情報を知るか知らないかで 有利か不利かの差ができるのです。
耐久は指定時間内にどれだけ周回できるか競うレースです。
耐久と言うと時間の戦いと思われがちですが、周回数を競うレースだという事を今一度認識しておく事が重要なのです。
これを認識しているか していないかに 大きなカギが隠されています。
はっきり言えば これらを認識していないと お粗末な結果しか残らないという事。
 これと同じような事が 今の合同セッティングにも当てはまります。
なんの情報も無く 一人でセットを出していたり 素性のわからない情報を鵜呑みにしたりしているのと
合同セッティングで情報を共有し合い 仲間と一緒に仕上げて行くのが 
どれだけ有利な所に立っているか、無駄にしてほしくないのです。

『情報を共有して有利に戦う!』 これが今回の課題。


フロント・スプリング

フロントスプリングはハード(黒)2個。
テストの結果、フロントのストローク規制
アンダー対策に役立つ事がわかりました。
すなわちショック効果は 無しと言う事です。

アッパーアーム側にスペーサーなどを入れて ストローク規制するのも
同様の効果がありました。
ハードスプリングが入手できない場合などは こちらをお試しください。
アッカーマン比

正直に言えば、ダイレクトドライブ車では アッカーマン変更の
データしか持っていないのが大きな理由です。
しかし、タイトなコーナーでは明らかに 他車との差がわかるので
是非お試しください。
Eリング

組立図ではCリング止めになっていますが
実はCリングはクラッシュなどにより破損の可能性が大きいのです。
実際にレースなどで 破損によりリタイヤなんて事にもなりかねません。
その点、Eリングでしたら 多少のクラッシュなどにも十分耐えますので
うまい、ヘタに関わらず 安全対策としてお勧めします。

Cリングと言うCリングは 全てEリングに 交換しておけば
GPレーシングとの衝突もバッチリOKです(笑)


参考
3oEリングはタミヤのスペアパーツとして販売されていますので
簡単に入手できます。   SP588 2oEリング 100円
ボールエンド・アジャスター

キット標準のステアリングリンケージでも十分ですが
F103GTでは ツーリングカー用のタイヤを使用しているので
衝撃による破損を想定して ステアリングロッドはターンバックル式に
変更しておくことをお勧めします。
また、ボールエンド・アジャスターには SP875を利用すれば
ガタも少なく 確実なステアリング操作が可能になります。

SP875 5oボールコネクター 200円
キャンバー

F103GTの組立図では ”T3”部品は アッパーアームの上
組み立てていきますが 総長はアッパーアームの下に組み立てました。
理由はキャンバーを付けて 中・高速コーナー対策です。

ちなみに 組立図にあるような方法では走行していませんので
どちらが走らせやすいかは テストしていません。
皆さんのドライビングに会うように お試しください。
ステアリング・サーボ

F103GTでサーボは以外にも重要なポイントです。
ストローク規制をしているのも関係していますが
F103GTはステアリングが実にシビアです。
おそらく、始めて走行させた時は アンダーでオーバーだったと思います
と同時にステアリングの重要性が 直ぐにお分かりになったとも思います

そこで、手っ取り早い対策が『少年サーボ』を使う事です。
BECなどに入っている スタンダードタイプのサーボを取り付ければ
うまい具合にステアリングが鈍くなり コーナーリングなどが楽になります
とたんに F103GTが面白くなってきます(笑)。
みなさんも是非お試しください。
サーボ・セイバー

F103の時に比べ タイヤの重くなったF103GTでは
ステアリングサーボの重要度はそれに比べて増します。
ハイトルク・サーボセイバーで言うところの
シルバーリングと金リング1枚の中間がベスト!
『総長はキット標準派』なので 出来るだけキットの部品を使います。

総長のなんちゃってハイトルク・サーボセイバーの製作方法は簡単!
トルクリング部分のリブをカットして ハイトルク・サーボセイバーに
入っている 金リングを1枚被せれば完成! 簡単でしょ?


参考
ハイトルクサーボセイバーの金リングを持っていない人は
やっこに相談すれば 即座に対応してくれます。
アンプ

なんじゃこりゃ! しょっべぇ〜アンプ!といった方!
( 今度言ったらホッチキスで口を止めますよ )
確かに時代遅れの鎌田線。古漬け、ぬか漬けです。(内輪ネタですいません)
しかし、総長はC-MOSタイプの現行式アンプより
FETタイプの高周波アンプの方が F103GTには
向いているのではないかと予想しています。
もちろん なんのテストもしていない ただの感ですが
低周波アンプ・高周波アンプなど 経験から察する物には
直感みたいなものがあるのも事実です。

5周も、ろくに周回できない!と言う方は 一度お試しください。
レーシング・バンパー

これは ただの趣味です。
改造でもチューニングでもないので誤解の無いようにお願いします。
ステッカーチューンの出来ないF103GTは 実に物足りないです。
したがって 少しでも個性を出したい一心でカットしただけです。
メイン・シャーシ

キット標準のメインシャーシはFRP製です。
キット状態のシャーシのサイドはツクツクで とっても危険です。
もし、サーキットで練習中、ひっくり返ったりして 他人が親切心で
直してくれようとした時に ツクツクでケガでもしたら申し訳ないです。
そんな 思いやりも含めて もしもの時のために
ツクツクはちゃんと 処理をしておくのが 本当のエキスパートです。

方法は簡単! 
ヤスリなどで 適度にツクツクを処理してから
瞬間接着剤を流していけば完成です。
アッパー・デッキ

アッパーデッキも同様に ツクツクはちゃんと処理しておきましょう。
ちょっと見せて〜なんて 手に持った瞬間、ケガでもしたら寒いでしょ?
ここは 時間をかけてでも 楽しいRCライフのために
みなさんにサイド処理をお勧めします。
ハンダ付けホール

これは軽量化でもなんでもありません。
ハンダ付け作業が楽に出来るようにした 抜き穴です。
F103をやっていた方なら 経験済みですよね(笑)

F103ギャーケースのハンダ付けはめちゃくちゃコツがいります。
そこで 画像のように穴をあけておけば そこからハンダコテが入り
楽々作業と言うわけです。
名づけて『レーシング・ハンダホール』です。
みなさんも是非お試しください。
皿ビス加工

物が当たれば運動エネルギーは必ずどこかに逃げようとします。
F103GTでは クラッシュによるエネルギーはギャーケースに逃げます。
なかでも多くは、ビスに逃げるのです。
これは どういう事かと言うと キット標準のなべビスだと
クラッシュなどにより ギャーケースが”よれ”てしまうのです。
長い目で見ると この”よれ”はマシンの癖として片付けられてしまいます。
その癖は 高速コーナーなどでは 仇に変わり
自分を悩ませる結果に繋がっていくのです。

そこで ギャーケースがずれないように 皿ビス加工をして
ガッチリギャーケースにしてしまうのです。
方法は簡単! Φ6のキリの先端を90度に磨いで 皿モミすれば完成。
簡単なので是非お試しください。
車高

DD用語では『前下がり』とい言います。
F103GTはとてもアンダーの強い車です。 
実は、安定したタイムを出すにはアンダーな車は理想的なのです。
しかし 曲がらなければ遅い!  DD車は曲げとの戦いです。
いかに アンダーな中でも曲げるか!が 勝敗を分けます。
そこで お勧めなのが ご覧の方法です。
組立図の状態から 車高コマ(2)を反転させるだけでOK!

いろいろテストした結果、スペーサーなどを抜いて低重心などをするより
ラップタイムは安定していましたので 是非お試しください。
俗称は『前下がり』です。
バックラッシュ

バックラッシュ。『ベイト派』には ぞくっ!っと来る名前ですね(笑)
バックラッシュは以外に重要です
バックラッシュの調整一つでランタイムなどがかわります。
と言いたいところなのですが ニッケル水素セルの登場により
そのような心配はなくなりました。

しかし、バックラッシュの調整次第で静かなマシンが作れます。
画像のようなバックラッシュにすれば 実に静かな音で走行が楽しめます。
この静かな走行音を『エキスパート音』と呼びます。
スパーギャー

オプションで0.4モジュールのスパーギャーも発売されていますが
キット標準の0.6モジュールで十分です。
十分と言うより 0.6モジュールをお勧めします。
理由はバックラッシュの調整が0.4モジュールに比べて楽だからです。
0.4モジュールは見た目はレーシーですが 
わざわざ調整の大変なスパーギャーを選択する必要はありませんものね。
総長はF103時代から『0.6モジュール派』です。
ダンパー

F103では マシンの流れ出し具合に使っていたダンパーですが
F103GTでは キット標準でも十分満足できます。
オプションのTRFダンパーで #500を中心に2穴・3穴・4穴の
ほぼ全種類のスプリングもテストしましたが
正直なところ 大きな違いは確認できませんでした。
キット標準のダンパーにアンチウエアグリスを塗るだけで
同様の効果が得られました。 
タイム計測でも 実証済みなので 是非お試しください。


参考
TRFダンパーやスーパーローフリクションダンパーのテストでは
ハードよりのスプリングを使ったほうが よいフィーリングでした。
ダンパーマウント

F103と同じに見えるダンパーマウントですが 実は違います。
違いは ダンパーポストを止めるところがキリ穴になっているところです
F103では M3のタップが立てられているので アッパーデッキ仕様の
ダンパーマウントと言うわけです。 (採用はインディーカー用から)
ダンパーマウントはなんの味付けも出来ませんので
せめて、レーシーに見えるように 磨いておきましょう。
フリクション・ダンパーポスト

F103GTのフリクションの調整は ネジ式が採用されています
実はこれ 画期的なようですが 実は非常に面倒な代物です。
いちいち何回も何回もネジネジしていかなきゃいけないのが面倒!

ネジをカットして短くする方法もありますが今回はコペルニクス的な発想で
ネジの煩わしさを一気に解消させる方法をご紹介いたします。

画像のように フリクションダンパーポストの上から10oのところに
1.5キリで穴を開けて ネジは使わずに直接ボディーピン
フリクションを止めてしまいます。
これで 気軽にアンチウエアグリスの補充が出来ます。 
フリクション・プレート

フリクションプレートにもギャーボックスと同様に皿ビス加工をします。
フリクションプレートはマシンのロール量を制御する
基準になる重要な所なので皿ビス加工は確実に行いましょう。
方法はギャーボックスと同様、Φ6のキリの先端を90度に研いでから
皿を揉むだけです。


参考
フリクションプレートの場合は、皿モミ加工をしなくても
直接 皿ビスで止めても同じ効果があります。
ただ、その場合はメートルネジを使う事をお勧めします。
コネクター

これは ご存知、『レーシング・コネクター』
コネクターに溜まった熱を放出する効果があります。
作り方は簡単
カッターなどで画像のようにカットすれば終了!
見た目もとってもレーシーで いけてます。
Tバー

F103で 最も重要な部分は2箇所! 『デフ』と『Tバー』です。
『デフ』と『Tバー』の調整は 少しだけ経験が物を言いますが
F103GTの場合は アグレッシブな考えでもOK!!

だからと言って、それらを文章にするにはとても難しい!
そこで わかりやすくしたのが左の画像です。
左の画像のように ”A”と”B”の隙間が 同じかどうかだけ
常に確認しておきましょう。
なぜなら、これらはマシンの癖に繋がる 最重要部分だからなのです。
ボディー受け

タミヤのシャーシでは始めて見る ボディー受けです。
しかしこれが もうちょっとアイディアが欲しかった一品!
ボディーポストの穴ピッチにボディーの厚みをプラスした
ピッタリ設計なのですが 通常のボディーを止める穴近辺は
平らな場所ではありません。
したがって ちょっと使いにくいのです。
スピードの出るF103GTでは ボディーの選択は重要なカギになります。
そのカギでもあるボディーが パタパタしていたのでは
走っていても かっちょ悪いです。

ボディー受けを使用する時は ちょっと味付けが必要のようです。
ボディー・ピン

結局、新型のボディー受けになじめず 従来通りの方法になりました。
総長はスカイラインボディーを使っています。
スカイラインボディーは インダクションまで再現されているので
特にパタ付きがおおく 従来止めにせざろう得ませんでした。
モーター

モーターはタミヤの540Jをチョイスしています。
なぜなら マブチの540は低速トルクがあるので
スロットルが重要なF103GTでは 仇となるからです。
その点、540Jでしたら 多少乱暴なスロットル操作でも
カバーしてくれるので F103GTにはおすすめです。


F103GTの利点
結果的にF103GTは素組みでも 100%満足できることが出来ます。
多少のスペアパーツと味付けだけで 一気にトップレベルまで持っていけるのです。
今回のテストに使用した スペアパーツをピックアップしてみましたので 購入時の参考にでもしてください。
SP875 5oボールコネクター ¥200
OP150 F−1ターンバックルタイロッド ¥600
SP588 2oEリング(15個入) ¥100
OP439 アンチウエアグリス ¥500
OP689 540-Jモーター ¥1200


合同セッティング
上記のセッティングは どんぐりの会で合同セッティングを行い 結論が出たセッティングです。
現在のところベストラップは12秒34です。 




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