2004・07・18
グラベルハウンド シェイクダウン

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〜 タミグラはこう戦う 〜

タミヤグランプリ バギークラスは今年で2回目となりました。
前回の大会の経験を踏まえて 今回発売されたグラベルハウンドを味付けしてみました。
タミヤレース規定では ほとんどのオプションパーツが使えないために
ほぼキット標準状態でのレースになる事になりました。




現在、使用が可能になっているオプションパーツは下記の通りです
●ベアリング
●ワンウェイユニット「OP671」
●ボールデフ「OP663」
●メタルモーターマウント「OP666」
●スポーツチューンモーター

スプリングなども含まれていますが 私が参加する大会では 発売時期が微妙なので使用はしません。

また、タミヤグランプリ係に問い合わせたところ
TT01用として発売されている OP620アルミプロペラシャフトの使用は認められません
タイヤとホイルの接着も認められないそうです。
組立図に書いてない事は しないのが得策ですね。


■7月15日にタミヤホームページにて追加レギュレーションが公開されました
  ピロボール、アジャスター、ボールエンドを使用した、アッパーアーム・D6部品のターンバックル化は認められます
  サスシャフトの使用も認められます
  TT01用樹脂ギヤ(ベベル/リングギヤ)の使用も認められます
            その他のタミヤグランプリ車輌規則に関するお問い合わせはグランプリ係まで。
            TEL 054-283-0002 (月〜金 8:00〜12:00/13:00から17:00/土日祝・除く)

ピローボール対策
マッドバイソン・ブレ−ジングスターで遊んでいた経験から
ピローボールは外れる危険性が非常に高いのがその理由です。
幸い、海王丸パークは常設サーキトのため、
ピローボールからダンパーが外れる可能性は低いのですが
問題は特設コースなのです。
前大会の福井大会で実際に外れてる選手を数多く見かけました。
スペアパーツとして発売されているネジ止め式のピローボール
変更します。
ネジ対策
今回のキットをみて大きく分けて4種類の樹脂を使用しているようです
樹脂部にはすべてタッピングネジを使用するように書いてありましたが
タッピング穴にも2種類ありました。 『下穴だけタイプ』と
『三角下穴タイプ』でした。
下穴タイプはタッピングビスでも問題はないと思われますが
三角下穴タイプは組立やすいが緩みやすいというデメリットも
あるのです したがって それらの部分にはメートルネジを使用して
キッチリ締め付けが行なわれるように対処しました。
ガタ対策
さすがの私も今回のDF02のガタには『大丈夫かな?』と思いました。
最大で1.15oのガタがありました。
しかし、この『ガタ』取り除く作業をしてもいいのかな?と疑問に
思いました。
というのは どこかをいじればどこかに無理が生じるからです。
悩んだ結果、ガタはそのまま。キット素組で行く事にしました。
一番そう感じさせた原因は そうした方がいいという
『感』みたいなものです
アンテナパイプ対策
過去のレースから学んだ事がもう一つあります。
それはアンテナの脱落です
バギークラスはジャンプセクションがあります。 
そのセクションで多くのアクシデントが待ち構えているのです
アンテナパイプが外れ線が駆動シャフトに絡まらないとも
言い切れません。したがって ワールドチャンピオン決定戦でも
実戦していた アンテナパイプ固定をお忘れなく。
摩擦対策
DF02、とにかく各可動部をスムーズに調整するのが大変でした。
かなでもサスアームとナックルを止めるところは動きが渋く
調整の方法に頭を悩ませました。
材質は鉄、表面処理は黒染めだと思われます。
黒染めは作業が簡単で低コストという利点があるのですが
処理厚が厚いのが欠点です。 
そこで組み付ける前にナックルの当ると思われる場所を
コンパウンドなどで磨いてしまいます。
この作業により とてもスムーズな可動で満足できました。
ナックル取り付けの同軸度対策
ナックルのタッピング作業は実に経験を要します。
仮にうまくいったと思っていても実際には動きが渋かったりします
こういった心配事を一挙に解決出来る方法をご紹介します。
まずナックルのタッピングを立てる場所に通し穴をあけて
反対側まで貫通させます。
そのあとに スクリュータップで一気にタップを立ててしまいます。
この加工方法により同軸度をある程度確保できます
結果的にナックルのタッピング作業が楽になり、
動きがスムーズになる可能性が非常に高くなるというわけです。

Oリングの落とし穴
近年ではダンパーのOリングを社外物にしてよりスムーズなショック効果を得ようとする傾向にあります。
しかしこのバギークラス そこに大きな落とし穴があるのです。
私が遊んでいるバギーでOリングを社外物に変更した物はすぐにオイルがにじみ出てきてしまいました。
ジャンプによる圧縮速度に追従していないのが原因と考えられます。
早い話、Oリングがやわらかすぎるのです。
したがって実績からキットについていた赤Oリングを選択しました
もっとも遊び方が普通と違うので漏れてきた可能性も大いにありますけど(笑)


ダスト対策
これはマッドバイソンやテラクラッシャー・WRCから学んだ裏ワザです。
効果絶大なのでご紹介します。
DF02に限らず外でラジコンをするのですから ギャーケース内に
誇りの進入は裂けきれません。
近年では成形品をイン・ローにしてダスト対策をしているものも
ありますが それでも誇りは確実に進入してきます。
そこでご紹介するのが『シールテープ』です。 
シールテープは配管の接続作業をするときに使うシール材です。
値段も100円程度のものなのでとってもリーズナブル。
これをギャーケースの合わせ面に適当に置き、
通常どおりに組み立てます。
シールテープが圧迫され細かな隙間までしっかりと
シールしてくれるのです。
タップ側の樹脂がしっかりした物でしたら 
左画像の方法なら完璧なシール効果を得られます。
シールテープは 他にもいろいろ使い方があるので
参考にしてみてくださいね。

参考)シールテープは使い捨てですのでご注意ください。

 参考の裏ワザはこちら
バックラッシュ
DF02は非常に部品点数が少なく組立も簡単でした。
しかし バックラッシュの多さに気がつきました。 
測定してみた結果、最大でピニオン(21T)約1.5回転で
やっとタイヤに駆動が伝わっていました。 
そうですスタートで遅れるほどのバックラッシュなのです。
早い話バイクの0−400でチェーンがたるんだ状態で
スタートするのと一緒ですね。
スタート時はこれらの事を頭に入れて調整しましょう。
メカ積み
今回どんぐりの会ではバギーキングクラスに伴なって
『バギー部』設立しました。
みんなで組み立て 感じたことや組立のポイント、コツなどを
ミーティングをして情報交換しながら完成させました。
その中ではボールデフをいれている人などもいますが
大きく分かれたのがメカ積み方法です
DF02シャーシでは画像のようなメカ積みパーツがついていましたが
これを使う人 そうでない人にわかれました。
グラベルハウンドボディーは底形状ボディーなのでスペースが
ないのがその理由でした。
私の場合はボディー塗装をしないうちに仮組をして
干渉するかどうかを確認してレイアウトを決めました。

ポンダ−ホルダー
webミーティングでも話題になったのが AMBポンダ−ホルダーです。
このグラベルハウンド まったくといっていいほど すき間がありません。
したがって 昔懐かしいボディー止めと言う事になります。(私はいつもそうだけど・・・・・)
前回の大会ではジャンプの衝撃により ポンダ−が落ちてしまい、
予選DNSになってしまったので今回は落ちないように祈ってます。
注意)ポンダー本体を横向きに取り付けたりするとカウントしないのでご注意ください。(経験済み)

破損予測
タミヤグランプリではいろいろな参加者がいるので
どんな走り方をするか検討もつきません。
運わるく コースフェンスに当ったり いやな角度でジャンプして
しまったりが考えられます。
そこで もし壊れてしまったらどうすればいいのでしょう。
私が予測した破損個所を記載しますので
スペアパーツを購入するなどして 対策を立てておくと安心して
レースが楽しめます。
@ダンパータワー 落ちる角度やフェンスへの角度でかなりの確立で折れると思われます。
Aシャーシ ジャンプなどでクラックが入りひどい時には分離してしまうかも。
Bサスアームの付け根 バギーではアームが長いので衝撃の載 応力も倍以上です。
以上3点、可能性の高い場所をあげてみました。

シェイクダウン
天気晴れ時々くもり 気温28度 風速6メートル 路面温度50度 本日海王丸でシェイクダウンしました。
本日は大会前最後の休日とあって 電動カー一色! 見事なくらい電動カーだけでした。
そして バギークラスにエントリーすると思われるマシンも数多くいました。

マシンの感触
マシンは実に良くできていました。 キット標準そのままでok! 
ただアンダーは どのバギーも同じ風にでてました(笑)
しかし その中、nicだけは 小アンダーで 他に比べよく走ってるように見えました。
ん〜これはやばい!と 思ったのですが 大会は皆、いいモーターいいバッテリーで戦うので たいした差ではないと
すぐに思い 安心してマシンのセットに打ち込みました。 
今から決勝が楽しみでわくわくしています。

優勝ねらいのnic
なんと Mシャーシを一生懸命やっていた niCですが Mシャーシにタイトルがなくなった瞬間! 
バギークラスに転向したのです。  nicはMシャーシ好きではなく タイトル好きだったんですね・・・・
NICには ちょっとだけ がっかりさせられました。
しかも! 聞いて驚かないでください!  彼はキット3台! ザップドバッテリー10本 タイヤ15セットを
このバギーの為に購入したそうです。  こりゃー優勝確実だな〜

曲がらないバギー
走らせ方は実に簡単! コーナーの手前で速めにダンパーを沈ませ その後減速&ブレーキング。
この方法なら 本日のバギー練習生たちと 大差はありませんでした。
当日の大会は文字通り激戦が予想されます。

グラベルハウンドはオフロード
私はバギーをグラベルハウンドの他にブレージングスターをもっています。
もちろん どんな遊び方もしているブレージングスターなので 感じたのですが このグラベルハウンド、
オフロードでも期待できるマシンだと直感しました。
理由は ホームグラウンドにしている海王丸のコースを走らせてそう思ったからです
大会がおわったら グラベルハウンドを持って いろいろなところで遊んでみたいと思います。




DF02
グラベルハウンド・セッティング


項 目 フロント リヤ 詳 細
ダンパー ダンパー キット標準 CVAU
ピストン穴 1穴 1穴 附属品
オイル キット標準
スプリング キット標準
インナースペーサー
アウタースペーサー
取付位置 上ダンパーポジション キット標準
下ダンパーポジション 外から2番目 外から2番目
アッカ−マン位置 内側
調 整 車高
リバウンド
トー角 1.0 キット標準
キャンバー キット標準
キャスター キット標準
部 品 デフ キット標準
スタビライザー なし なし
タイヤ キット標準
ボディー グラベルハウンド
搭載メカ アンプ KYENCE / A01 スタンダード
サーボ SANWA / SM631
レシーバー SANWA /
モーター TAMIYA / スポーツチューン
参 考 各部φ2.4の下穴にはメートルネジを使用。
ダンパーのOリングはキット標準の赤Oリングを使用。
リングギャーは軽量化のため 孔空け加工。
ダンパー取り付け部はネジ止め式の変更。
各部のガタはそのままにしておく。
アンテナパイプは脱落防止のために接着。
(瞬間接着剤は衝撃に弱いので注意)
その他は全て取扱説明書通り。


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